健康情報
★5月17日は世界高血圧デーです★
世界高血圧デー(World Hypertension Day)は、国際高血圧学会の一部門である世界高血圧リーグにより、高血圧およびその管理に関する啓発を目的として、2005年に創設されました。日本は2007年から参加しています。
世界では10 億近い人が高血圧であり、これは成人の4 人に1 人に相当しています。
高血圧は、心臓疾患および脳卒中の最大の要因であり、心臓、眼、脳、腎臓に障害を引き起こします。
高血圧が適切にコントロールされれば、脳卒中の発生率は半分に減らすことができ、心臓発作は25%、心臓疾患は半分に減るといわれています。タバコを吸う、肥満である、あるいは飲酒量の多い人は高血圧の傾向が高く、心臓疾患やその他の深刻な病気の危険にさらされています。
軽度の高血圧であれば、生活習慣を見直すことで薬に頼ることなく改善することもあります。内服が必要な場合でも、最小限のお薬で治療できます。
まずは自分の血圧を知り、高い場合は生活習慣を見直し、それでも高い場合は適切な治療を受けましょう。
◆自分の血圧の値、ご存知ですか?
実は、血圧は常に一定ではありません。
通常、眠っている間が最も低く、起床前から起床後に上がり、夕方から夜にかけて下がる、というリズム(日内変動)があります。
さらに、食事や運動・ストレスなどの影響を受けて上下します。
その為、いつも同じ条件(朝起きた時・食事の前など)ではかることが大切です。
家庭用血圧計は、家電量販店や薬局などで手軽に購入できます。
定期健康診断などで高血圧を指摘された方はもちろん、そうでない方も、ご自分の日頃の血圧をはかってみませんか?
<高血圧の基準>
正常域血圧)収縮期血圧(上の血圧)140未満
拡張期血圧(下の血圧) 90未満
高 血 圧)収縮期血圧(上の血圧)140以上
拡張期血圧(下の血圧) 90以上
【参考】
●日本高血圧学会
https://www.jpnsh.jp/general_0517.html
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